医師との結婚は勝ち組か①
世間一般に医師と出会う方法などがかかれたサイトはたくさんありますが、今回は同業者である女性医師の目線から、そもそも男性医師との結婚がそんなに本当に良いのか、考えたいと思います。
というのも女性医師の結婚相手は男性医師の場合がかなり多いわけで。(ちなみに元カレも同業者)
なるべく冷静に考えてみます。
まずはじめに、医師はなぜ婚活で好条件として扱ってもらえるのか?
具体的には
・収入が平均して比較的高い
・国家資格であり安定している
・社会的ステータスが高い
などが高く評価されていそうです。
ではここからはふだん同僚として働いている女性医師から見たときの、男性医師との結婚をお勧めできる点・注意した方が良いと思う点をあげるとします。
※※完全に私個人の独断と偏見ですのでご注意を!(笑)※※
まずはお勧めできる点
◯
・収入
・安定性
・社会的地位の高さ
・向上心
・家族の怪我や病気の際に安心
注意点だと思う点
×
・異動が多い
・勤務医は案外収入が低いことも
・クリエイティブさに欠ける人多し
・恋愛経験が少ない
・多忙
・モテる(浮気リスク高)
偏った意見すぎて同業者の男性方を敵に回しそうですが。女医にも当てはまるものは沢山ありますのでご勘弁を ^^;
そして良い点悪い点それぞれ隣り合わせの点も多し。
ではそれぞれ思うところを詳しく↓
このページでは良い点についてを。
(注意点については次の記事で)
良い点① 経済力
令和元年に公表された厚生労働省の「第22回医療経済実態調査」によると、勤務医の平均年収は1,328万円だそう。平均なのでたしかに婚活相場においては高収入に分類されそうですね。
ただ、全体の平均であって、若いほど、また、都会にいくほど収入は低いですし、あとは公立病院か私立病院かでも変わります。
大学病院勤務で役職がない場合、年間の手取りにすると300万程度の知り合いもザラにいます。まあだいたいは必要に駆られて外勤でアルバイトをしているのでもう少し余裕があることが多いですが。
医師は働き始めてから途中で大学院に行ったり留学がしたいという方も多くいますので、突然稼ぎがゼロになる さらに学費でマイナスなんてことも時期によってはあるかもしれません。
開業はここ最近はうまくいく人といかない人の差が激しい印象です。
もともと複数のクリニックを経営しているお家を継ぐような場合は別ですが、新規開業は初期費用もかなりかかります。先日地方都市近郊に新規開業した私の知人(内科)は1億5,000万借金したと申しておりました。ここだけの話、開業すると色々と経費で落とせるものが増えるのはメリットですけどね。
良い点②安定感
職種としての安心感、たしかに◎。あくまでも国家資格ですし完全に仕事がなくなるリスクは低いかと。今回のコロナやリーマンショックなどでもたいていの常勤医師はクビになることは少なかったでしょう。(余談ですがアルバイトや開業の先生方はコロナ下では厳しいとお聞きしました…!)仕事内容を選ばなければ今のご時世なら仕事はあります。
ただ、将来的には少子化が進んでいまほどの医師不足はなくなり、都市部は競争が激化するであろうという話は医師間でも有名な話ですね。現時点では将来的に医師の偏在はもっと進むと言われていますので地方でも良ければ仕事はあるでしょう。
都市部に住み続けたい、かつ裕福な暮らしがしたいという人にはあまりお勧めできないかもしれません。都市部でも競争に負けない専門分野や不足している科の先生であれば安泰だと思います。
良い点③ 社会的地位が高い
これは個人的には必要かどうか疑問なところですが、正直 “医師” というだけで街中で丁寧な扱いをしていただけることは多いです。ひけらかすつもりはなくてもちょこちょこ職業を書くような機会はありますからね。
美容院などで妙に丁重に扱われて驚くことがあります。しょせん1人の客だから普通にしてくれていいのになぁ、と個人的には思うのですが。車のディーラーなどでも同様ですね。
あと、結婚する上では家族からの評価などもある程度大事にはなってくるかとは思います。そういう意味では社会的なイメージは悪くない職業かと思うので職業だけで反対されるリスクは少ないと思います。
良い点④向上心
医師はよく一生勉強と言われますがその通りで、学ぶ姿勢がベースにある人が多いです。そのため何かわからないことがあったときにパパッと調べてくれたり、その場ではわからなくても調べて学んできてくれたりする人は多い印象です。恋人や旦那さんとしては頼りになる場面も多くあるでしょう。また、学ぶ姿勢を子供に見せることで自ら学ぶ姿勢のある子供が育ってくれる効果も期待できます。
良い点⑤ 家族の病気や怪我の際に安心
多くの医師が突然の家族の病気、怪我の際には落ち着いて対応してくれるでしょう。
勤務医の場合は処方や検査は気軽にはできないので最終的にはどこかの病院を受診することになるとは思いますが急を要する病気かどうかの判断や、取り急ぎの手当てなどはできる場合が多いですので頼りにはなるかと思います。
特に子供は怪我や病気か多いので頼れる場面が多いかと思いますし、女性が持病などで悩まれている場合も病気への理解は得られやすいかと思います。
どうしても専門の科以外はわからないことも多いのでその辺りはご理解下さいね。仲の良い友達で専門の科の先生がいれば相談できることもあります。
逆に職業柄、遺伝性疾患などには敏感ですので、場合によっては敬遠されることもあります。こればかりはどうしようもありませんし、女性側にも非はないので仕方ないかと思います。気になるかどうかもかなり個人差がありますので余談程度に。
ちなみにかなり稀なケースですが精神疾患のある女性と精神科医の旦那さんでうまくいっている夫婦を知っています。(元患者さんなどではありませんのでご安心を。)
だんだんと長くなってきてしまいましたので注意点については次の記事へつづきます▶︎